Saturday, February 4, 2017

今年こそ、余裕の2017年 〜副腎を疲労させない暮らし方〜

2017年も、もう2月。ひっくり返る高齢出産で授かった娘も今年で7歳ですから、時間の経過が年々加速してるのではないかと首をかしげてしまいます。子育てに、仕事に、食事の支度に、お皿洗いに、洗濯に、洗濯たたみに。。。そんなことを繰り返しているうちに昨年が終わってしまい、反省しきりです。今年こそ、追われる一年ではなく、余裕の2017年を目指したいものです。

追われる生活を続けると自立神経失調症に
人間は置かれた環境を体で感知し、脳で情報処理して、自律神経と副腎の連携プレーで行動します。自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経でできており、体がストレスモードになると交感神経が、また体が休んでいるときは副交感神経が優勢になります。そして、このバランスが崩れると自律神経失調症に陥るのです。あれもやらなきゃ、これもやらきゃと追われる時間の過ごし方は、体を常に交感神経モードにし、自分を精神的に追い詰め、必要以上にエネルギーを消耗します。テニスに例えると、相手のペースで右往左往しているようなもの。自然界に生息する動物に例えると、ライオンに追われて逃げ惑っている状態です。確かに窮地に陥ると突発的なエネルギーが湧き起こり、ものすごい集中力で仕事を仕上げることができたりします。ただ、このような窮地のエネルギーは恐怖心に起因していて、本来であれば九死に一生を得る非常事態に残して置かなければいけないのです。火事場のバカ力はあくまでも瞬発力です。その瞬発力を恒常的に使っていると副腎疲労を起こし、やがて、慢性疲労、頭痛、耳鳴り、立ちくらみ、ほてり、動悸、不安症、うつなど様々な症状を発する自律神経失調症に陥るのです。

では、追われずに暮らすためには、どうすれば良いのでしょうか?「副腎を疲労させない暮らし方7つ」をまとめてみました。

1.毎日決まった時間に同じことをする。
不測の事態に出動する副腎力は、不測の事態に残しておきましょう。つまり、日々の暮らしから極力、不測の事態を排除すること。同じ時間に寝て、同じ時間に起きて、同じ時間に食事をする毎日と、ある程度決まったスケジュールをこなす毎週という具合に生活をシステム化します。

2.毎月決まった日に同じことをする。
決まった毎日、決まった毎週をこなし、そして決まった毎月を過ごします。

3.不必要なものは思い切って捨て、生活をシンプルにする。
ものに溢れていると集中力散漫になりがちです。ましてや、ものを探すのに時間を費やすことほど時間の無駄はありせん。副腎のためなら、服も靴も思い切ってパターン化してしまいます。

4.時短できるところは、どんどん時短して手を抜く
子育てしながら仕事をしているので、優先順位をつけて手を抜けるところはどんどん手抜きします。食事も、栄養のバランス、味、バラエティ、見た目という優先順位。週末に保存食品を手作りして、手早く健康食。各自、生活が違うと思うので、それぞれの優先順位を考えてみることをお勧めします。

5.1年の目標を定めて、大雑把な年間プランを立てる
今年こそ達成したいプロジェクトなどの目標を書き出し、さらに目標達成のために必要なステップや時間配分を書き出してみます。そして年間カレンダーに書き込んでしまいます。

6.テクノロジーを駆使して、自分を管理
毎日、毎週、毎月のルーティンと年間計画をスマートフォンのカレンダーやアップに書き込み、テクノロジーにリマインダーしてもらいましょう。

7.無謀な計画は立てない
この歳にもなると、自分でできること、できないことがある程度わかってきますよね。無理な計画は立てない。無理な約束はしないことです。上記1〜6もあくまでも実行可能な内容にとどめましょうね。

いかがでしょうか?余裕の2017年が私の今年の目標です。みなさんも是非ご一緒に!

千賀子・ハーパー
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診、婦人科検診、栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

電話:503.477.0472 (直通)受付:503.297.3825

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