Sunday, January 25, 2015

カラダの知恵と健康の52週間=Week 4=動かないと血は腐る!?

2015年が皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けする新企画。

「早寝・早起き」、「砂糖断ち」、「気分の浄化」に続くWeek 4のメッセージは、「動いて、血行を促そう」。血行が悪いとか、血行を良くするとか。。。よく耳にする言葉ですよね。でも、逆によく耳にしすぎて、その意味をよ〜く考えたことがなかったりましせんか?あるいは、普通に暮らしてるんだから血行が悪いわけないとタカをくくっていたり。。。

そこで、今一度、「血行とはなんぞや」について語ってみたいと思います。知れば知るほど、目からウロコですよ、ホント。

①血行は、田んぼの用水システムと同じです。

まさに体の用水システム。めぐっていないと、田んぼの水はどぶのように濁り、虫が湧き、土は汚れ、稲はたちまち病気になり枯れてしまいます。同じことが体内で起こっているのです。血は汚れ、ウイルスや菌などに感染しやすくなり、体のあちこちの細胞を荒らし、炎症を起こし、やがて内臓の組織が壊れていきます。

②動かないと流れない!

ドックンドックンと脈を打っているのは動脈です。ところが、静脈はドックンドックンしていないのにお気づきでしょうか?皮膚の薄い部分に青く透けて見える血管が静脈です。そっと指を当ててみてください。ドックンドックンしていないのがわかります。血はまず心臓の強力なポンプ力で大動脈に押し流されます。動脈壁には筋肉があるので、心臓から流れてきた血をドックンドックンとポンプしながら、さらに体中に張り巡らされた動脈に押し流していきます。体のあちこちの細胞に酸素や栄養を分配し終えると、血は静脈を通って心臓に戻ってきます。ところが、静脈壁には筋肉がほとんどなく、動脈のようにドックンドックンと心臓へ血を押し流す機能がありません。ではどうやって血は心臓へ戻ってくるのでしょう?静脈には弁があり、周りの筋肉が動くのを利用して、にじり登ってくるのです。筋肉が動くと血が動き、弁が閉まって後戻りを防ぐ。つまり。。。動かないと静脈の血は流れない!しかも、この方法で10万キロ、地球の周囲2周半もの距離を移動しています。なぜこんなシステムになっているのか?人間の体は非常に効率良くできていて、無駄なエネルギーを消耗しないようになっています。太古の昔、森に生息していた私たち人間は常に動いていました。動くのが必須だったため、静脈にポンプ効果は必要なかったのでしょう。車で移動して、オフィスビルのデスクに座りっぱなしでキーボード操作する生活になったからといって、体はすぐに進化できません。

③動かないとリンパも流れない。
リンパ液も身体中に張り巡らされたリンパ管を流れています。リンパ液は様々な白血球で構成されており、体を感染や炎症、病気から守る免疫システムとして機能しています。リンパ液はまた、細胞が新陳代謝で排出する老廃物を排斥する重要な機能も担っています。ンパ管壁にも筋肉はほとんどなく、静脈同様、周りの筋肉の動きと弁を利用してリンパ液を運搬しているのです。

血行がいかに大切で、生命の要であるか、実感していただけたでしょうか?私たちの体は60兆個もの細胞でできているといわれています。その60兆個の細胞に、赤血球が酸素を運び、血管を流れる栄養素が栄養を与え、白血球が体内の治安を保っています。血行のメカニズムを理解すると、なぜ静脈瘤ができるのか、運動がなぜ高血圧、糖尿病、頭痛、リュウマチなど様々な疾患を癒すことができるのか、ご理解頂けるかと思います。さあ、動きましょう!森に生息しているイメージを思い浮かべ、歩いて動いて血行を促しましょう。


<ワークショップのご案内>
2月15日(日)「お母さんの手当箱① 〜ハーブとアロマ編」

「子供が熱!咳!下痢!」こんな時にこそ、知っておくと安心な体に優しい自然療法を学びます。色々なハーブやアロマを実際にテイスティングしながら学ぶ楽しいワークショップ。お友達をお誘いの上、ぜひご参加ください。

料金:くじら文庫会員$20、非会員$25
☆お問い合わせは、くじら文庫さんまで。メール:kujirabunko@gmail.com
ウェブサイト:http://kujirabunkopdx.blogspot.com


千賀子・ハーパー(西脇)
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で自己治癒を促進し、心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診や栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

ph: 503.477.0472 (直通)
Email: info@drchikakoharper.com

クリニック:7303 SW Beaverton-Hillsdale Hwy #204, Portland OR 97225


タグ:自然療法、自然医学、ナチュロパシー、子育て、ライフスタイル、栄養、ハーブ、アロマ、ワークショップ、セミナー





Friday, January 23, 2015

一年の健康は元旦にあり

(夕焼け新聞2015年1月号・掲載記事)


2015年! 皆さんは、どんな抱負を胸に新年をスタートされましたか?「一年の計は元旦にあり」といいます。もの事を始めるにあたって、最初にきちんとした計画を立てるのが大切だということわざですが、健康も同じです。

さて、健康管理と聞くと、皆さんはどんなことを頭に思い浮かべますか?人間ドックを受ける!スポーツジムに通う!マラソンを目指す!○○ダイエットを始める!毎日サプリメントを飲む!など。。。そんなに力まなくても、健康管理って実は「当たり前のこと」を「継続する」ことなんですね。「継続」というポイントがとても大事なので、どんなに体によいことでも続けられなければ、あまり意味がないのです。そう考えて行くと、自分の生活や性格をよく理解して、継続できそうな現実的な習慣作りを計画することが大切です。

では、体の健康を促進・維持してくれる「当たり前のこと」とはどんなことかというと、基本中の基本すぎて、ついつい忘れてしまいがちなこと。考えてもみてください。私たち人間は、この地球で太陽の恵みを受けて進化してきたのです。チンパンジーと分岐して人類として進化し始めたのが700万年前。さらに霊長類を遡れば、8500万年もの時間をかけて進化を遂げたわけです。ダーウインの進化論でいえば、地球環境に最も適した選ばれた種族であり、フードチェインの最高峰に君臨する最強の生物なのです。何か特殊な事をしなくても、先端医療に依存しなくても、この地球環境でサバイバルするための知恵がDNAに組み込まれています。

ところが、地球環境に最も適した最強の種族であるはずの私たち人間の多くが病気や未病に見舞われています。科学の発展は日進月歩ですが、人体の構造はそんなに急速に発展するものではありません。産業革命やIT革命で人間関係が希薄になり、営利主義の行き過ぎで食の質が犠牲となり、生産性を追求するあまり時間に追われる現代社会。たった過去250年ほどの間に人間の生活環境がめまぐるしく変化して適応が追いつかない。。。このギャップが健康を蝕んでいるのではと思えてなりません。

DNAに組み込まれた知恵を呼び覚ます「簡単!健康の自己管理法」

機会あるごとにいつも話をしているので、耳タコの人も多いかと思いますが(笑)、基本中の基本なので、本当に忘れがちな健康維持の生活習慣をBe Smartとして纏めてみました。私自身も忘れがちなので、時々思い出しては自分の生活を戒めています。

B: Breathing。いい空気を吸っていますか?人間は酸素無しには生きていけません。起床時と就寝時に大きく深呼吸を3〜5回ずつしてみましょう。

E: Eat well。十分な栄養無しでは体は正しく機能しません。ビタミンやミネラル、タンパク質、脂質、炭水化物などがバランスよく蓄えられていなければなりません。営利主義の食産業の影響で、健康に気をつけていても砂糖と塩分が取り過ぎになりがちな今日です。食事は質にこだわり、可能な限り素に近い形で、薄味で調理するのがポイントです。

S: Sun。太陽とともに進化してきた私たちですから、日光は不可欠です。直射日光に当たる必要はありませんが、可能な限り外にでて自然光に触れるようにしましょう。
Spirituality。心と体はつながっています。心のバランスが崩れるとやがて体全体の健康が崩れていきます。ストレスを溜めていませんか?笑っていますか?安堵していますか?一日最低20分、心が幸せになることをしましょう。

M: Movement。動かないと血もリンパも体内を巡りません。巡らないと体は酸欠に陥り、新陳代謝がわるくなり、毒素が溜まり、白血球の警備もおろそかになって病気や感染を引き起こします。激しい運動をする必要はありません。一日最低30分、うっすら汗をかく程度に体を動かしましょう。

A: Aqua。人間の体の75%は水で出来ています。水を十分に補給しないと、血やリンパ液が濃くなって体が炎症を起しやすくなります。一日最低1リットルの水分補給を心がけましょう。
R: Rest。就寝中の夜中10時から2時の間に成長ホルモンが活発に作られ、疲弊した細胞や組織を修復してくれます。この時間帯に深い睡眠に入っている必要があります。文明の力にあやからず、太陽の自然光のリズムに合わせて生活するのが最適なのです。

T: Trust。地球環境に適合したサバイバルツールがDNAに組み込まれています。自分の体を信じて自己治癒力を使いましょう。人間の体は無駄なエネルギーを使わないように上手く出来ています。Use it or lose itということわざ通り、せっかくの自己治癒力も使わないと失われてしまうのです。

いかがでしょうか?あまりにも当たり前のことばかりですが、そういえば忘れていた。。。なんていう項目がありませんでしたか?Be Smartを一年実行してみると、心身ともに健康な自分を実感されると思います。

<お知らせ>
☆Drチカコがお届けする「カラダの知恵と健康の52週間」
ブログにご登録頂くと、健康管理のヒントとレマインダーをEメールにて毎週お届けいたします。

☆ワークショップ
2月15日(日)「お母さんの手当箱①〜ハーブとアロマ編」
詳細はくじら文庫さんまで。Eメール:kujirabunko@gmail.com 
ウェブ:http://kujirabunkopdx.blogspot.com

千賀子・ハーパー(西脇)
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で自己治癒を促進し、心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診、婦人科検診、栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、健康に関する執筆の依頼も承っております。

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Facebook: Dr. Chikako Harper

電話:503.477.0472 (直通)受付:503.297.3825
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Thursday, January 22, 2015

カラダの知恵と健康の52週間=Week 3=いやな気分はその日のうちに浄化しよう。

2015年が皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けする新企画。

「早寝・早起き」、「砂糖断ち」に続くWeek 3のメッセージは、「心の浄化」。心=気分という意味ももちろんありますが、もっと深い意味での心=Soul=魂。あまり、こっちの方に行くとNew Age系の人かと敬遠されると困るのですが(もちろん、精神世界を否定するわけではありません!エビデンス+α を哲学にしていますのでクリニックでの診療を通して、大きな心労や精神的な無理が病気の発症時期に重なっていることが本当に多いと実感するのです。私自身が病気になったころを思い返しても、やはり、ストレスが自分のキャパを超えていたように思います。

私たちの肉体は何層にもなっていて、重要な臓器ほどダメージを受けないように体の内部の奥に保管されています。事故でない限り、いきなり重要な臓器が壊れることはなく、それまでに健康の不具合を知らせる様々な症状が表面に出てきます。心と精神、魂も同じで、気分=精神=魂という層になっているように思うのです。不快なできことや心配事で気分が悪いのを解消せずに引きずっていると、やがて精神が病んでいきます。病んだ精神を放っておくと、さらに魂もが病んでくるのではないか。心と体は繋がっているので、精神のバランスが崩れ始めると肉体のあちこちに不具合が出始めるのです。

そうならないために、毎日の気分の浄化が大切に思います。部屋の掃除と同じですよね。毎日やれば簡単なのに、放っておくと大掃除しなければなりません。仕事や子育て、家事、雑用に追われる時間をちょっとだけ止めて、1日最低20分、心の底から笑ったり、幸せや安らぎを感じて、心=魂を浄化しましょう。心に響く音楽を聴くのもよし、子供やペット(いっしょにしちゃダメかな?)と戯れるもよし、ラベンダーのエッセンシャルオイルを落として入浴するもよし。詩を詠むもよし。走って気分爽快になるのもよし。。。自分が心から幸せを感じる20分を見つけてください。

どうしても「幸せな20分」が見つけられない。。。という人は、過去に向き合わずに蓋をしてしまった何かが潜んでいるのかもしれません。人間はエネルギーで生きている動物です。怒り、悲しみ、憎しみなどネガティブな感情=エネルギーを心にしまい込んでいると、それ自体が病気の原因になります。カウンセリングなどを受けて、しまい込んで忘れてしまっている心のしこりを探し出し、向き合って解消することをお勧めします。

<ワークショップのご案内>
2月15日(日)「お母さんの手当箱① 〜ハーブとアロマ編」

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Thursday, January 15, 2015

カラダの知恵と健康の52週間=Week 2=砂糖を断つ!

http://blog.simpleposture.com/wp-content/uploads/2014/08/high-fructose-corn-syrup.jpg
2015年が皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けする新企画。メールアドレスをご登録頂くと自動的にメッセージが届きます。

のはずが、大変です〜。あっという間に時間が経ち、週一でお送りするはずの健康メッセージが早くもずれ込んでしまいました。

皆様、先週の健康メッセージ「早寝、早起き」は実行できていますでしょうか?私は10時までに就寝を達成したのは。。。3割くらい(苦笑)。しかも今すでに11pm一歩手前。気を引き締めて頑張ります!

さて、今週の健康メッセージは、砂糖を断つ!

すでにお気付きの方も多いかと思いますが、今や加工食品のほとんどに砂糖が入っています。砂糖(sugar)であれば、まだ良い方で、高昇の一途をたどる砂糖のコスト削減のために、化学的に作られた糖質が巷に溢れています。

健康への弊害が疑われるアスパテームなどカロリーゼロの人工甘味料(は論外!)の話ではありませんよ。安価な砂糖の代用品の話です。最悪なのは、トウモロコシ(もちろん遺伝子組み換え)から抽出した果糖とブドウ糖を混合して作られたHigh Fructose Corn Syrup(高果糖コーンシロップ)。

果糖と聞くと「果物の糖分=自然=健康的」と連想しがちですが、果糖は実はブドウ糖よりタチが悪いのです。体は非常に上手くできていて、血中の糖の濃度が高くなりすぎないように、糖の分解の過程で何度も脳に信号を送り、糖分の取りすぎにブレーキをかけます。頭いいでしょう〜。ところが、果糖はブドウ糖よりもずっとチェックポイントが少ない。つまり、スルーして容易に吸収され肥満へとまっしぐらになるわけです。果糖が自然で健康的なのは、果物そのものを加工せずに食べた場合のみ。自分で作る健康ジュースだって果物ばかりで作ると危険なのです。

こうした事実が知れ渡ると、HFCSなどと略してみたり、Corn Syrupと記載したり、食品業界もウソではないギリギリのところで消費者を欺くことに余念がありません。こんなことじゃなくて、企業努力をもっとベターな方向に使っていただきたいものです。

ならば、Agave(良くないです!)がいいですか?蜂蜜ならいいですか?と聞かれますが、ポイントは糖分を食べ過ぎないこと。血中の糖濃度が高いということは体にとって大変危険なことで、糖尿病はもちろんのこと、アルツハイマーや癌との関連性も指摘されています。今や、ケチャップ、たれ、ドレッシング、パンにも砂糖あるいは人口砂糖が含まれています。マスタードなど辛いものにだって砂糖が入っているのです。何もケーキやクッキーなど甘いものを食べていなくたって、誰しもが糖分の取りすぎに陥っているわけです。

ご自身のHA1c(過去3ヶ月の血糖値の平均値)をご存じですか?知らない方は、すぐに血液検査をして自分の数値を知りましょう。5.5以上ならアウトです。

なぜ加工食品の何もかもに砂糖が入っているのか。砂糖を入れると消費者が病みつきになり商品に売れるから。文字通り、食品業界の甘い罠なのです。もっと知りたい方は、下記の本がオススメです。


マイケル・モス『フ-ドトラップ-食品に仕掛けられた至福の罠』(原書) Salt Sugar Fat : How the Food Giants Hooked Us (Reprint)












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2月15日(日)「お母さんの手当箱〜ハーブとアロマ編(仮タイトル)
お問い合わせは、くじら文庫さんまで。メール:kujirabunko@gmail.com
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タグ:食品の裏側、糖尿病、ダイエット、化学調味料、遺伝子組み換え、自然医療、ナチュロパシー、生活習慣病

Thursday, January 1, 2015

カラダの知恵と健康の52週間 =Week One= 早寝、早起きで、自律神経を整えよう。

明けましておめでとうございます。2015年の幕開けです。皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けします。


さて、Week Oneは、早寝、早起き。今年こそ実行したい!(私)一年の計は元旦にあり、一日の計も朝にあり!太陽とともに進化した人間は、日の出と日の入りのリズムに合わせてメラトニンやコルチゾールなどのホルモンが分泌され、体の根幹機能を司る自律神経のバランスを整えています。人間関係や仕事などで生活はますますストレス過多となり、ただでさえ副腎が疲弊し、誰しも自律神経が乱れている昨今。正しい睡眠で副腎を安めて自律神経を整えましょう。

また、細胞や組織の修復にかかせない成長ホルモンは夜中10pm〜2amに活発に分泌されます。この時間帯に深い睡眠に入っているようにしましょう。


夜に考えても仕方のない心配事は、思い切ってスイッチオフ。ぐっすり快眠して早起きし、起床した時点から考えるようにしたほうが、よっぽど生産的ですよね。


10時に就寝を目標にしたら、やってはいけないこと。「あと○○分で10時だ〜」と大慌てでメール返信を始めたり、明日の準備や片付け事をしたり。これだと副腎が稼働して、元気の出るコルチゾールやアドレナリンが放出されてしまい、逆に目がランランになってしまいます。10時にぐっすり眠りにつくためには、9時頃から就寝に備えなければなりません。


早起きは三文の得、アメリカではEarly bird gets the worm。2015年こそ、早寝早起きで健康な心身を整えましょう。


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2月15日(日)「お母さんの手当箱① 〜ハーブとアロマ編」

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料金:くじら文庫会員$20、非会員$25

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Wednesday, November 12, 2014

「問題ある・なし」だけじゃない、血液検査のなかみ。数値をみれば未病を発見できる

血液検査の結果のレポートが届いたら、皆さんはどうされていますか?「問題ありません」と言われれば、特に気に留めず捨ててしまったり、どこにいったかもわからなくなっているかもしれませんね。私もかつて会社員で忙しい毎日を送っていた頃は、年一回の健康診断のマイクロバスがやってくると、ありがた迷惑(苦笑)。送られてきた結果もその辺にほったらかして、そのうちどこかへ消えてしまいました。

血液検査のレポートは、体内情報の宝庫

実は健康診断で行うごく一般的な簡単な血液検査で、ものすご〜く貴重な様々な体内の状況を知ることができます。なぜこれほど貴重な情報を医師は患者に説明しないのか。。。しぶしぶ健康診断を受けていた自分を棚に上げて、今となっては腹立たしい。例えば白血球数の正常値は、検査会社によって若干差はありますが3.8~10.8mcl。正常値がこれほど幅広いと3.8に近い人と10.8に近い人では同じ「正常」でも大差です。白血球は免疫部隊ですから、上限に近ければ近いほど体内で何か異変が起こっている可能性が高いのです。また過去の検査と比べて明らかに増加している場合も要注意ですね。血糖値も比較的正常値が広い検査です。正常値内であっても上限に近い人は、すでにインシュリン障害が起こっているといっても過言ではないでしょう。何だかいつも甘い物が食べたくなる、すぐにお腹が空くなどといった症状がある人は可能性大です。また、実際の血糖値は高いのに採血前の食事制限で血糖値が大きく低下する”隠れ高血糖”の人もいます。空腹時の血糖値だけみて「問題なし」の太鼓判を押されて安心していると大変です。血糖値は空腹時の数値だけでなく、過去3ヶ月の平均値HA1cと両方の数値を比較して判断する必要があります。血液検査は結果の詳しい説明こそが大事なのに、郵送で送られてくるレポートの内容はABC評価と一行ほどのおまけ解説。。。ならまだましな方で、中には数値の記載もないレポートも多々。はっきり言って、これでは健康診断の費用と労力の無駄遣い。お持ちのレポートに数値の記載がない場合、今すぐに病院に連絡して数値のレポートをもらうようにしましょう。

最低限やっておくべき検査
私のクリニックに健康診断に来てくださる患者さんには、特に症状がなくても最低限、以下の血液検査をお勧めしています。自分の正常値を知っておくことも大変重要だからです。

CBC with Diff = Complete Blood Count with Differential (血液一般と白血球分類)
CMP = Comprehensive Metabolic Panel with Fasting Glucose(肝・腎機能と空腹時の血糖値)
GGT(肝臓・胆嚢・胆官の健康をみる検査)
HA1c(過去3ヶ月の平均血糖値)
Lipid Panel (HDL, LDL, Triglyceride)(コレステロール総合だけでなく、悪玉LDL、善玉HDL、中性脂肪の各数値)
CRP high sensitivity(より精度の高い炎症マーカー)
Ferritin(貯蔵鉄)女性は貧血防止に。男性の場合は炎症マーカーとして
25 Hydroxy vitamin D(血中のビタミンD値)
TSH(過去に一度も検査されていない方は甲状腺機能の検査)
*上記の検査の他に個人別に必要な検査を追加します。

CBC with diff でみる自分の健康度
アメリカの場合、検査費用は保険を通した場合と自費でキャッシュで支払う場合とでは大きな差があり、キャッシュだと上記リストのようなごく一般的な検査は実はそれほど高額ではありません。検査会社によって違いますが、各種$10〜40程度でできます。例えばCBC with diffは白血球と赤血球の健康度を分析する、ごくごく一般的な検査。白血球(WBC)には様々な種類があるので、総数だけでなく白血球分類(with differential)を追加しても$15〜20程度の費用でできます。この安価な検査で自分の体内の多くの貴重な情報を得ることができるのです。例えば白血球の総数が上限に近い場合は、白血球分類を見てどの白血球が多いのかを確認します。好中球(Neutrophil)が多い場合は菌感染か、何らかの原因で身体が炎症性になっています。血圧や血糖値、コレステロール値が高い場合や、タバコやアルコールの摂取、またストレス過多でも上昇します。リンパ球(Lymphocyte)はウイルス感染やがん、好酸球(Eosinophil)と好塩基球(basophil)は寄生虫、アレルギー、カビ感染などで増加します。白血球はお巡りさんのような役割をしているわけですから、どちらかといえば下限に近い方が体内の”治安”がよいということになります。赤血球数(RBC)やヘモグロビンが下限に近い場合は、MCV(赤血球のサイズ)とMCHC(色)を確認し、これらの数値が低い場合は鉄分不足、逆にMCVが高い人はビタミンB不足の可能性が考えられます。RDWは赤血球のサイズのばらつきをみる数値。高い場合の最も一般的な原因は鉄分やビタミンB不足、また身体に炎症があると体内にフリーラジカルが多く発生し赤血球を傷つけるため、赤血球のライフサイクルが短くなっている可能性もあります。毎月の月経で血液を失う女性は特にFerritin(貯蔵鉄)の検査をお勧めしています。身体は上手く出来ていて血中の栄養素を一定に保つよう管理されているので、血中の鉄分(serum iron=血清鉄)では貧血の早期発見ができません。お財布のお金が血中の鉄分、銀行のお金が貯蔵鉄と考えれば解りやすいかと思います。血中の鉄が不足して銀行にいってもないと貧血になるわけです。CBCで赤血球数やヘモグロビンの低下が現れたら時は既に遅し。そうならないためにFerritinを調べ、必要に応じて鉄分を補給すれば貧血を未然に防ぐことができるのです。

病気は突然発症するものではないのです。血液検査もある日突然、正常値を超えるものではありません。私たちの身体には自己治癒のメカニズムが備わっています。毎日の無理がたたって健康のバランスを崩し始めると、そのバランスをなんとか保とうと体内で葛藤が始まります。これが未病です。明らかな自覚症状が出るまでに、また検査で異常が発見されるまでに、血液検査の数値の微妙な異変をキャッチすれば、病気を未然に防ぐことができます。健康診断の結果は「異常あり・なし」ではないのです。数値のレポートを時系列で比較して分析してみてください。自分の健康がどちらに向かっているのか、確認できます。
(夕焼け新聞2014年11月掲載記事より)

☆お持ちの血液検査の結果を分析します。電話・メール・スカイプでの医療相談をご利用ください。詳しくは、www.DrChikakoHarper.com まで。電話・メール・スカイプでの医療相談サービスは、通常の診療とは異なります。かかりつけの医師に通院されている方で、セカンドオピニオンを希望される方、自然療法を取り入れたい方、あるいは現在、Dr. Chikako Harperに通院頂いている方が対象です。ご了承ください。


千賀子・ハーパー(西脇)
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Monday, September 15, 2014

子供が高熱!焦ってついやってしまう余計なこと


さち(←目に入れても痛くない愛娘)が39度を超える高熱を出しました! 親はこういう時、本当につらいですよね。何かしてあげたいと気持ちだけがあせってしまいますが、実際、できることって本当に限られていて、あわてて何かするほうが逆効果だったりするのです。例えば。。。

1. 医者に連れて行く
医者の私が言うのも変ですが、子供の熱はウイルス性の風邪が原因であることがほとんどで、そうすると、現代の西洋医学的にはできることはほとんどないのが現状。症状を聞いて、顔色を診て、心肺の音を聞いて、お腹を触診して、「風邪ですから、水分補給して安静に」と言われるくらい。。。ならまだいい方で、解熱剤や抗生物質、症状を抑える風邪薬など処方されたら、それは全く余計なこと。確かに医学の知識がないと判断が難しいので、医者に診てもらうと安心しますよね。でも、病院に連れて行くことでさらに体力を消耗させ、込み合った待合室でまた別の病原菌やウイルスにさらされる危険もあるのです。

2. 抗生物質 Antibiotics
抗生物質は菌を退治する薬であって、ウイルスには何の効果もないことは一般にもよく知られるようになってきました。それでも驚くことに、未だに処方する医師がいたりするので要注意です。子供の発熱の原因は、ウイルス感染によるものがほとんど。ウイルスには何の効果もない抗生物質など飲ませたら、身体を保護している常在菌を殺してしまい、カビ感染や腸炎など新たな病気を引き起こしかねません。風邪が悪化し肺炎に進行したなどという緊急事態を除けば、抗生物質の出る幕はないのです。

3. 解熱剤 Tylenol, Ibuprofen, Aspirin
発熱は免疫反応であって病気ではありません。発熱は実は侵入してきた外敵を撃墜する大切な免疫戦略のひとつ。体温が低いとウイルスや菌が有利になり、逆に体温が高いと自己免疫が有利になるという自然の特徴があるのです。白血球が外敵を発見し攻撃を開始すると、同時に脳に連携し、脳から体全体に体温を上げるよう指令が下されます。皮膚表面の毛細血管が縮小し、汗腺が閉じて熱の放散を防ぎ、同時に筋肉を震えさせることで発熱を促します。あの風邪のひき始めの「ブルブル寒気」は免疫出動の合図だった訳です。

4. 風邪の予防接種
季節性の風邪ウイルスは猛烈な勢いで変異を繰り返します。予防接種の製造と販売には最低でも6ヶ月を要すると言われています。どの風邪ウイルスが流行るかもわからない6ヶ月前にウイルスを特定して培養を始め、6ヶ月後に店頭に届く。その間も風邪ウイルスは変異を繰り返している訳ですから、風邪予防接種の効果がどれほどのものか想像できるかと思います。詳しくは、病気予防のセクションの「インフルエンザの予防接種は万能か?をお読みください。

では、高熱の我が子を前に全くなす術はないのか?間接的に応援することはできます。

1. 愛情をたっぷり注いで安心させてあげる。不安になると身体が交感神経モードになり、免疫機能が低下します。

2. 氷枕で頭を冷やしてあげる。体全体の熱を下げずに、頭の熱を下げる。それだけでも身体が楽になります。

3. ぬれソックスで足を冷やしてあげる。寝ている状態の時に、冷たい水でしっかり絞った木綿のソックスの上にウールなどの厚手ソックスを履かせます。足の冷えを温めようとして血流が頭から足に向かう身体のメカニズムを利用して頭の熱を下げるのです。朝起きた時にはぬれソックスはカラカラに乾いていますよ。

4. 水分を充分に補給する。発熱して免疫活動が活発になると脱水します。充分に水分を与えてあげましょう。

5. ハチミツ入りレモンの絞り汁(1歳未満はハチミツ不可)。免疫活動には、主にビタミンC、A、亜鉛が必要とされます。サプリメントの服用が難しい幼児には、ハチミツとレモン汁のお湯割りがおすすめ。

6. 甘いお菓子など砂糖を控える。新鮮なフルーツをそのままで食べるのは大賛成です。免疫を応援してくれるビタミンやミネラルが多く含まれています。けれども、ただ甘いだけの菓子類は血糖値を上げ、ウイルスや菌の活動を助長してしまいます。

7. Echinacea、Osha、Sambucus、Goldensealなどのハーブ薬は症状にあった免疫活動を促進してくれます。試してみるのもよいかもしれません。ただ、幼児には難しいかな。

うちの娘さちの場合、7はダメでしたが1〜6すべて実行。4日目に見事にウイルスを撃墜して回復しました。

こうして考えて行くと、免疫も、勉強やスポーツに似ていると思いませんか? 学んでほしい上手になってほしいといくら親が切望しても、本人自身が努力して身につけるしか方法はない。苦労して自分で達成して初めて自分の実力になる。免疫も全く同じです。自分で乗り越えれば、身体にしっかりと抗体が出来る。風邪をひく、乗り越える。。。を繰り返しながら、子供の免疫はメキメキと強くなっていくのです。

(夕焼け新聞2014年9月号掲載記事より)

千賀子・ハーパー(西脇)
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で自己治癒を促進し、心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診や栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。健康保険の適応あり。

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