Monday, February 12, 2018

たかがめまい、されどめまい。めまいを徹底解明!

英語ではDizzinessと言いますが、めまいは、大なり小なり誰もが経験したことのある症状ではないでしょうか。でも、立ちくらみもめまいだし、頭がぐるんぐるんするのもめまい。めまいと一言でいっても実は症状は様々で、その原因もまた様々です。そこで今月は、一般的なめまいを解説します。

目、耳、脳で身体のバランスが保たれている
めまいは身体の平衡感覚を失った状態の総称です。私たちの身体の平衡感覚は、目、耳、脳の機能で保たれているので、このどれに支障が起こってもめまいを発症します。ところで、目、耳、脳の機能のうち、一番激しいめまいを引き起こすのはどれだと思いますか?脳かなと思うでしょ?正解は耳なんですよ。

回転性のめまい 
半規管と呼ばれる三つのパイプでできた器官が内耳にあり、そのパイプの中の液体の流れで身体の平衡感覚を察知します。目をつぶりながら体を動かしても自分の位置がだいたいわかるのは、この半規管のおかげなのです。このパイプが詰まったり、ウイルス感染で炎症が起こったりして液体の流れが悪くなるとぐるんぐるんする激しいめまいに襲われます。耳石や脱水が原因でパイプの流れが悪くなることで起こるのがPositional Vertigo(良性発作性頭位)。ウイルス性の炎症が原因で起こるのがVestibular neuritis(前庭神経炎)、聴力も失われている場合は、ウイルスが半規管だけでなく音を察知する器官にも感染が及でいるLabyrinthitis(迷路炎)、これは緊急事態。すぐに医師の診察を受けてください。

頭が真っ白になるめまい
脳に十分に酸素や栄養素が行き届いていないと脳の神経機能が十分に働かなくなり、めまいが起こります。代表的なのが貧血。肺に吸い込まれた酸素は、赤血球の中のヘモグロビンの鉄にくっついて身体中の細胞に送られます。ご存知のように人間は酸素無くしては生きられません。体内の鉄分が不足していると、酸素を取り込むことができず体全体が低酸素になり、脳の機能が低下してしまいます。たかが貧血、されど貧血。慢性的な貧血は体全体を栄養不足にし、機能を低下させる「重病」と考えるべきです。よくある原因のもう一つは、立ちくらみを伴う起立性低血圧。普段から血圧の低い人に起こりやすいですが、寝不足、慢性疲労、ストレス過多の人は、血圧を一定に保つ機能を司っている副腎機能の低下で血圧の調整に不具合が起こり、起立性低血圧を発症します。ストレス性の過呼吸も脳が低酸素になり、めまいを引き起こします。血液の循環が滞る徐脈、頻脈などの不整脈も、心臓のポンプ機能の低下で脳が低酸素になり、めまいを発症します。特にシニアの方で、めまいが気になる方はかかりつけの医師にご相談ください。

脳の疾患が原因のめまい
一番緊急を要するのが脳の疾患によるめまい。まっすぐ歩いているつもりなのに傾いていく、ふわふわと雲の上を歩いているような感覚になる、うまくバランスが取れないなどの症状は、脳卒中、脳腫瘍など、脳内神経の損壊が原因の可能性もあります。かつては再生不能とされた神経も、リハビリにより機能回復が可能であることがわかっています。激しいめまいでないので、我慢しがちですが、放って置かずに医師にご相談ください。

千賀子・ハーパー
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診、婦人科検診、栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

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Friday, December 15, 2017

危険!誰にでも買える市販薬、使う前に副作用に要注意。

風邪に、頭痛に、湿疹に。。。医者に行かずにスーパーで手軽に買える市販薬。みなさんはどんな時にどんな市販薬を利用されていますか?医者が処方する処方薬に比べて効能が弱いとはいえ、やはり副作用は必ずあり、アメリカの厚生省であるFDAが市販用に認可したから安心とは限りません。また、市販薬の多くは対症療法、つまり症状を一時的に抑えることを目的としたものがほとんどで、そもそもの原因を突き止めずに長期にわたって使用しているとその副作用で難治化してしまうなんてことにもなりかねないのです。そこで、患者さんたちがよく購入している市販薬の中からDrチカコが「危険な市販薬」を厳選!なぜ危険なのか、そのメカニズムを解説し、代わりとなる自然療法を紹介します。

#1:アレルギー鼻炎用の点鼻薬
使用頻度が高いのがFlonase。ところがFlonaseにはステロイド剤が入っています。アレルギー鼻炎とは、鼻の粘膜にくっついたアレルゲンを取り除こうと粘膜が炎症を起こしている状態です。毛細血管を広げ、マクロファージなど様々な白血球、炎症タンパク質を鼻粘膜に召集し、鼻水を出してアレルゲンを駆除しようとしてくれているのです。ご存知の方も多いですが、ステロイド剤は免疫抑制剤。アレルゲン駆除のために働く自己免疫の機能を不能にして、粘膜の腫れや鼻水といった反応を抑えてしまいます。つまり自身の体を弱体化させて反応できなくしているわけです。そんなことを続けていると鼻粘膜はやがて萎縮し退化していきます。アレルギーに悩む方は、体質改善をおすすめします。甘いものや乳製品、化学調味料、油物の取りすぎ、お酒やタバコ、睡眠不足、ストレス過多などは体を炎症体質にします。そして接触する様々なものに過剰反応するのです。野菜中心の健康的な食事、水分補給、十分な休息と気分転換を心がけると体内の炎症が沈静して過剰反応もやがて消えていきます。

#2:かゆみ止めの塗り薬
一般的なHydrocodoneをはじめ、かゆみ止めの塗り薬のほとんどがステロイド剤。赤み、かゆみ、カサカサ、ジュクジュクなど、これら全てが体の免疫反応です。免疫反応には必ず理由があり、原因不明の湿疹やアトピー性皮膚炎なんてものはありません。慢性的にいつも同じところが痒くなるという場合はカビ感染が疑われます。カビを取り除こうと皮膚が炎症を起こしているのに、そこへステロイド剤を塗ると皮膚は免疫不能となり、赤み、かゆみ、カサカサ、ジュクジュクが一瞬で無くなくなります。あたかも治ったようなに見えますが、免疫不能に陥った皮膚にはカビがさらに繁殖。アトピー皮膚炎患者が長期のステロイド塗布で全身アトピーへと重症化していく理由がうなづけます。皮膚のかゆみには温めたお酢の湿布が効果的。お酢の酸がカビと感染した皮膚細胞を破壊します。皮膚表面が爛れているときは沁みて痛いですが、そこを乗り切れば治癒とともに日に日に沁みなくなっていき、やがて健康な皮膚に入れ替わります。

#3:解熱剤、鎮痛剤

誰もが一度は服用しているのではないかというくらいアメリカで一般に普及しているTylenol。脳の体温調節中枢に働いて解熱を、また脳を麻痺させて鎮痛を促します。ベビータイレノールなど赤ちゃん用もあるので安心な市販薬かと思いがちですが、実はとても怖い薬。主要成分アセトアミノフェンに強い肝毒性があり、体の解毒機能を超えた量を服用すると急性肝不全を引き起こします。お酒やカフェインなど肝臓での解毒に負担がかかっている時に同時に服用することはさらに危険で、急性肝不全から死に至ることも稀ではありません。こんなに毒性の強いアセトアミノフェンですが、実は様々な市販薬に含まれていて、日本でおな馴染みのエキセンドリンやノーシンなどの主成分もアセトアミノフェン。発熱もまた体の免疫反応。人間の体は体温が下がると免疫が下がり、風邪ウイルスなどに侵略されやすくなり、逆に体温が上がると体内に侵略したウイルスや菌は死滅します。つまり発熱は免疫反応であって、病気ではなく、そもそも解熱する必要もないのです。高熱であまりにも体が辛い場合は、氷まくらで頭や首の後ろを冷やします。それでも熱が下がらない場合は、冷たい水で絞った木綿の靴下を履いて、その上から厚手の毛糸の靴下を履いて寝てください。朝には熱が下がっていますよ。鎮痛剤として服用している人は、痛みの原因を突き止めることこそが大切です。原因の多くは肩や首のこりからくる血行障害だったり、水分不足による脱水症状だったり。あるいは睡眠不足やストレスが原因であったりします。毎日のストレッチや生活習慣で改善するケースがほとんどです。
アメリカの市販薬市場は330億ドル、換算すると36兆円。処方箋薬市場をも超える勢いで成長しているそうです。仕事に学校に息つく暇もない毎日で、寝込むわけにいかない。そんな時に、飲んだり塗ったりすれば症状が消える市販薬は確かに手軽です。でも副作用は必ずあり、危険が隣り合わせであることを心に留めて慎重に使って欲しいと願います。症状は体からの悲鳴です。耳を塞がず向き合ってこそ、真の健康管理ができるのです。

千賀子・ハーパー
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診、婦人科検診、栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

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Friday, October 20, 2017

砂糖を徹底解明!カラダに良い砂糖ってどれ?

食べても良い砂糖ってどれですか?っという質問をよく受けます。サッカリン、アスパルテーム、スクラロースなどの発がん性が疑われる人工合成甘味料やHigh Fructose Corn Syrup(高果糖糖液、果糖ブドウ糖液糖などと記載されています)は誰の目にも体に悪そうですが、では三温糖は?Brown Sugarは?ココナツシュガー?アガベ?蜂蜜?メープルシロップ?カラント?ステビアは?天然甘味料なら良いのか?どれがいちば良いのか?突き詰めれば突き詰めるほど『?』は深まるばかりですよね。というわけで、今回は砂糖を徹底研究。

まず、根本的なところから。砂糖はなぜ体に悪いのか?砂糖自体が悪いわけではないのです。食料が絶え、何週間も食にありつけず体が弱りきってしまっているなんていう状況ではもちろん砂糖は必要です。ところが、飽食の先進国に住む私たちがそんな状態になることはまずなく、車社会で歩くことさえ稀なアメリカに暮らしていれば、カロリー摂取過多とカロリー消費減少のダブルパンチでみるみる太って行きます。砂糖とは精製に精製を重ね、食物繊維やミネラル、さらには不純物を取り除いたピュアな究極のカロリー(つまり高カロリー)。十分なカロリーをすでに蓄えた私たちが、そのピュアな高カロリーを口にすると、インシュリンが急激に上昇し、余剰カロリーは中性脂肪に変換され、脂肪細胞に蓄積されます。肥満へ、メタボへ、生活習慣病へ、糖尿病へまっしぐらというわけです。

では、砂糖の取りすぎが体に悪いのを理解した上で、あえていうならどの砂糖が良いのでしょうか?一つ一つ検証して行きましょう。

グラニュー糖、上白糖、三温糖、ブラウンシュガー
なんとなく茶色い方が未精製で栄養価が高いのかなと思いがちですよね。ところが砂糖の製造工程を見ると実はどれもどんぐりの背比べ。製造工程をわかりやすく解説しているサイトを見つけたのでこちらを参照ください(https://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000610.html)白糖と三温糖は、製造工程の最終段階で結晶と糖液に分離され結晶が砂糖に、糖液が三温糖になるというだけ。あえていうなら三温糖には微量のミネラルが残っているかもという程度なのだとか。上白糖はしっとり感を出すために細かい結晶の表面に「ビスコ」と呼ばれる転化糖(ショ糖を分解して出来る果糖とブドウ糖の同量混合物)を添加しています。つまり、さらに加工しているわけですね。ちなみにこちらでいうMolassesは三温糖になる前の糖液。Brown sugarは、砂糖に後からMolassesを10%ほど加えたもの。三温糖と銘打っても砂糖に糖液を混ぜているだけのものも三温糖として市場に出回っているらしいので、なんだか知れば知るほどがっかりです。

ココナツシュガー、アガベ、蜂蜜、メープルシロップ
伝統的なはちみつやメープルシロップに並んで、メキシコのアガベ、東南アジアのココナツシュガーなど、食品会社は目新しい天然甘味料の発掘・販売に余念がありません。なんだか天然そうだし、健康なのかなと思いがちですが、アガベは実はほとんどが果糖で、合成ではないものの、成分的にいうとHigh Fructose Corn Syrup(高果糖糖液)と同じです。ところが、Glycemic Indexで見るとアガベのインデックスは15。血糖値を上げない優秀な甘味料のように扱われています。ちょっと話は逸れますが、ブドウ糖を100とした基準で様々な食べ物をインデックス化し、数値の低い食べ物を食べることを推奨するGlycemic Indexダイエット法をご存知でしょうか?ハーバード大医学部お墨付きのこのGlycemic Indexダイエット法は、インスリンを上昇させずに中性脂肪になる果糖の特徴が反映されておらず、近年、疑問視されています。はちみつ、メイプルシロップ、ココナツシュガーは、どれもブドウ糖と果糖の割合が半々程度。できるだけ未精製なものが良いでしょうが、おそらく、大差はないでしょう。

キシリトール、カラント、ステビア
砂糖も天然甘味料もそれほど大差はないということで、なんだがガッカリですが、そんな中、実はブドウ糖も果糖もほとんど含まれない天然甘味料は存在します。キシリトール、ステビア、そして最近注目されているラカントです。特に私のオススメはステビア。ステビアは砂糖ではなくハーブ。砂糖の200350倍の甘みを感じさせる成分が含まれています。Glycemic Index堂々のゼロ。さらに果糖も一切含まれていません。ただ、砂糖の甘みとはやはり違うので、ケーキやクッキーを作る際に砂糖を大幅に控えて、ステビアを活用しするといった使用法がお勧めです。うちでは、娘のポプシクル誕生日ケーキを作る際にステビアが大活躍。

というわけで、結論は、砂糖はどれもほぼ同じ。強いて言えば、生はちみつや良質のメープルシロップを少々頂く程度が良いでしょう。ケーキやクッキーを作る際は、ステビアやラカントなどを活用して砂糖を控えめにすると良いかと思います。試してみてね。


Dr 千賀子・ハーパー
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診、婦人科検診、栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

ウェブ:www.DrChikakoHarper.com
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Monday, September 4, 2017

デトックスダイエット、なんと第8弾:痩せる、しかも体質改善!

「痩せる!しかも体質改善!デトックスワークショップ」お陰さまで第8弾。是非ご参加ください。今回はアメリカ人チームと合同のFacebookグループという新しい試み!過去に受講された方はFacebook Groupでの21日間チャレンジ参加費無料です!

ホリデーシーズン突入前にデトックス&体質改善で太りにくいカラダを手に入れましょう!


日時:9月29日金曜日6−8PM(日本語)

*英語のレクチャーは9月22日6−8PM。
場所:Dr チカコのクリニック @Jade River Healing Arts Center内 
   7303 SW Beaverton Hillsdale Hwy #204, Portland, OR 97225
料金:$25

健康食はもとより、体と脳の仕組みを学び、生態学に基づく食べ過ぎない食べ方などを学んだ後、Facebookのクローズドグループで21日間のデトックスダイエットをみんなで支えあって乗り切ります。過去のワークショップに参加された方はFacebookグループに無料で参加いただけます。今回は1週間先行スタートのアメリカ人チームと合同サポートグループという新しい試み。楽しみです!


参加ご希望の方はこちらにご登録ください。

お問い合わせは Info@DrChikakoHarper.comまで。

<ワークショップに参加くださった方々の感想>


「目標だった妊娠前の体重に戻りました!」

「日ごろから、いかに慢性的に砂糖を取り過ぎていたか、食生活の改善点について考えるよい機会になりました」

「砂糖を抜き続けると、甘い物だけでなく、しょっぱいもの、味の濃いものも欲しくならなくることに気づきました。逆に言えば、砂糖を取っていると、日常的に辛いもの、しょっぱいもの、濃い味のものを欲するという悪循環に陥るということ。」

「最初の3日間はとてもお腹が空きましたが、だんだんと甘いものを食べたい気持ちがなくなり、5日目の朝の目覚めが非常によく、頭もすっきりとクリアで、体が軽く、エネルギーに満ちている状態を実感しました。」

「今まで漠然とオーガニックを買っていましたが、目的を持って買うようになりました。調味料や飲み物のラベルもチェックするようになり、そうすると表示をみて買わないものも増えました。大きな収穫でした」

「やってみればできるものだとわかってうれしかったです。一休みして、またチャレンジしようと思います」

詳しくは、過去の掲載記事↓↓↓ や先月のブログ「水着になって、ギョ!」をお読みください。


売れない時は、まず砂糖を足してみる

という鉄則が食品業界に存在するからです。人間は砂糖が好き。将来のために糖分を貯蓄しようとするサバイバル本能なのです。甘いものより辛いものを好むというあなたでさえ、実は甘辛いものを好んでいて、知らず知らずに相当な砂糖を食べています。スーパーに買い物に行かれた際に、片っぱしから原材料をチェックしてみてください。辛いソースやケチャップ、カレールー、ポン酢やサラダドレッシングなどのすべてに、かなりの量の砂糖が添加されています。しかも砂糖ならまだマシ。コスト削減のために、High fructose corn syrup, Dextroseなど化学的に加工された糖分で代用されていることにも驚くでしょう。

病みつきの方程式=Bliss Point

大手食品会社には、世界のトップクラスの大学博士課程で化学や心理学、統計学を勉強した優秀なブレインが揃っていて、どうすれば私たち消費者が病みつきになり、商品を買い続けるか、日夜、研究しています。”Salt, Sugar, Fat: How the Food Giants Hooked Us”(邦題「フードトラップ  食品に仕掛けられた至福の罠」)の著者、Michael Mossによると、商品が売れない時に誰もが相談に行くのが食品業界のグル Howard Moskowitz博士。彼の手にかかれば、売れない商品もたちまち売れる商品に変身するのだそう。大学で数学を学んだ後、ハーバード大学で心理学の博士号を取得したという彼は、栄養学も医学も勉強していない。つまり消費者の健康なんてはじめから頭にないのだから怖い話です。Moskowitz博士によると、病みつきの方程式は、砂糖と塩と油とカリカリ食感の絶妙な調合なのだそうです。ポテトチップやおせんべいがやめられない止まらない♪♬  のは緻密に計算された罠。さらに彼の研究で素晴らしい(?)のは、私たちの脳は、砂糖と塩と油の量が少なすぎると物足りず、多すぎると拒絶するらしく、それを図にするとベルカーブ状になり、カーブが平行になる幅の一番下のポイントに合わせると、材料費を節約しながら病みつき効果が達成できるのだと…. なんかバカにされているような気になるのは私だけでしょうか。さらに恐ろしいのは、このBliss Pointって移行していくのですよね。アメリカに来た当初、何を食べても甘〜っと思いませんでしたか?ふと気がつくと甘すぎるデザートを平気で食べている自分がいませんか?味覚は麻痺するので、ベルカーブは徐々に右に移行し、体が欲する量はどんどん増えていきます。

体をリセットするデトックスダイエットで太らない体質に


そんな食産業の黒い裏のさらに裏をかいて、私が開発したのがデトックスダイエット!一言で言ってしまうと、最低21日間砂糖を一切食べず、味覚とインシュリンホルモンのバランスをリセットする食事法。スーパーでの買い物の際に、砂糖の種類が入っているものは一切買わない。すると必然的に塩も油も制限されることに気づくはずです。この「砂糖」の定義には、精製された炭水化物、つまり白い米、パン、パスタ、うどんなども含まれます。さらに食産業が消費者を病みつきにさせるために使う味の素(MSG)などの化学調味料、カフェイン、アルコール、タバコもNG。体を炎症性にする乳製品もNGです。これだけ軒並みNGだと食べられるものは、結局、野菜と良質の肉と魚。それらを、塩、胡椒、酢、ニンニクやハーブなどでシンプルに調理して、病みつきになるBliss Pointに到達させない薄味でいただくのがポイントです。これを21日間続けると、味覚とホルモンバランスがリセットされて、食産業の病みつき呪縛から解放され、自ずと健康食を好む体質になります。


Dr 千賀子・ハーパー
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☆講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

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Friday, September 1, 2017

デトックスダイエット、なんと第8弾:痩せる、しかも体質改善!


「痩せる!しかも体質改善!デトックスワークショップ」お陰さまで第8弾。是非ご参加ください。すでに受講された方はFacebook Groupでの21日間チャレンジ参加費無料です!

ホリデーシーズン突入前にデトックス&体質改善で太りにくいカラダを手に入れましょう!飛び入り参加歓迎!

日時:9月29日金曜日6−8PM
場所:Dr チカコのクリニック @Jade River Healing Arts Center内 
   7303 SW Beaverton Hillsdale Hwy #204, Portland, OR 97225
料金:$25

健康食はもとより、体と脳の仕組みを学び、生態学に基づく食べ過ぎない食べ方などを学んだ後、Facebookのクローズドグループで21日間のデトックスダイエットをみんなで支えあって乗り切ります。過去のワークショップに参加された方はFacebookグループに無料で参加いただけます。今回は1週間先行スタートのアメリカ人チームと合同サポートグループという新しい試み。楽しみです!

参加ご希望の方はこちらにご登録ください。
お問い合わせは Info@DrChikakoHarper.comまで。

<ワークショップに参加くださった方々の感想>

「目標だった妊娠前の体重に戻りました!」

「日ごろから、いかに慢性的に砂糖を取り過ぎていたか、食生活の改善点について考えるよい機会になりました」

「砂糖を抜き続けると、甘い物だけでなく、しょっぱいもの、味の濃いものも欲しくならなくることに気づきました。逆に言えば、砂糖を取っていると、日常的に辛いもの、しょっぱいもの、濃い味のものを欲するという悪循環に陥るということ。」

「最初の3日間はとてもお腹が空きましたが、だんだんと甘いものを食べたい気持ちがなくなり、5日目の朝の目覚めが非常によく、頭もすっきりとクリアで、体が軽く、エネルギーに満ちている状態を実感しました。」

「今まで漠然とオーガニックを買っていましたが、目的を持って買うようになりました。調味料や飲み物のラベルもチェックするようになり、そうすると表示をみて買わないものも増えました。大きな収穫でした」

「やってみればできるものだとわかってうれしかったです。一休みして、またチャレンジしようと思います」

詳しくは、過去の掲載記事 ↓↓↓ や先月のブログ「水着になって、ギョ!」をお読みください。


デトックスダイエット第3弾! 痩せる!しかも体質改善!また、やりませんか?まだの方は、今度こそ参加しませんか? もう4月! 薄着の季節はもうすぐそこです。冬の間に蓄えてしまった脂肪を落とし始めないと間に合わない!ご存知でしょうか? 今やアメリカに住む大人の70%が体重過多。この国は普通に暮らしていると太ります。だいたい10月のハロウィンから12月のクリスマスまでの3ヶ月、あの連日のようなシュガーの嵐は異常。量もさることながら、一つ一つの甘さ加減がまた異常。どうしてこんな事態になってしまったかというと。。。

売れない時は、まず砂糖を足してみる

という鉄則が食品業界に存在するからです。人間は砂糖が好き。将来のために糖分を貯蓄しようとするサバイバル本能なのです。甘いものより辛いものを好むというあなたでさえ、実は甘辛いものを好んでいて、知らず知らずに相当な砂糖を食べています。スーパーに買い物に行かれた際に、片っぱしから原材料をチェックしてみてください。辛いソースやケチャップ、カレールー、ポン酢やサラダドレッシングなどのすべてに、かなりの量の砂糖が添加されています。しかも砂糖ならまだマシ。コスト削減のために、High fructose corn syrup, Dextroseなど化学的に加工された糖分で代用されていることにも驚くでしょう。

病みつきの方程式=Bliss Point

大手食品会社には、世界のトップクラスの大学博士課程で化学や心理学、統計学を勉強した優秀なブレインが揃っていて、どうすれば私たち消費者が病みつきになり、商品を買い続けるか、日夜、研究しています。”Salt, Sugar, Fat: How the Food Giants Hooked Us”(邦題「フードトラップ  食品に仕掛けられた至福の罠」)の著者、Michael Mossによると、商品が売れない時に誰もが相談に行くのが食品業界のグル Howard Moskowitz博士。彼の手にかかれば、売れない商品もたちまち売れる商品に変身するのだそう。大学で数学を学んだ後、ハーバード大学で心理学の博士号を取得したという彼は、栄養学も医学も勉強していない。つまり消費者の健康なんてはじめから頭にないのだから怖い話です。Moskowitz博士によると、病みつきの方程式は、砂糖と塩と油とカリカリ食感の絶妙な調合なのだそうです。ポテトチップやおせんべいがやめられない止まらない♪♬  のは緻密に計算された罠。さらに彼の研究で素晴らしい(?)のは、私たちの脳は、砂糖と塩と油の量が少なすぎると物足りず、多すぎると拒絶するらしく、それを図にするとベルカーブ状になり、カーブが平行になる幅の一番下のポイントに合わせると、材料費を節約しながら病みつき効果が達成できるのだと…. なんかバカにされているような気になるのは私だけでしょうか。さらに恐ろしいのは、このBliss Pointって移行していくのですよね。アメリカに来た当初、何を食べても甘〜っと思いませんでしたか?ふと気がつくと甘すぎるデザートを平気で食べている自分がいませんか?味覚は麻痺するので、ベルカーブは徐々に右に移行し、体が欲する量はどんどん増えていきます。

体をリセットするデトックスダイエットで太らない体質に

そんな食産業の黒い裏のさらに裏をかいて、私が開発したのがデトックスダイエット!一言で言ってしまうと、最低21日間砂糖を一切食べず、味覚とインシュリンホルモンのバランスをリセットする食事法。スーパーでの買い物の際に、砂糖の種類が入っているものは一切買わない。すると必然的に塩も油も制限されることに気づくはずです。この「砂糖」の定義には、精製された炭水化物、つまり白い米、パン、パスタ、うどんなども含まれます。さらに食産業が消費者を病みつきにさせるために使う味の素(MSG)などの化学調味料、カフェイン、アルコール、タバコもNG。体を炎症性にする乳製品もNGです。これだけ軒並みNGだと食べられるものは、結局、野菜と良質の肉と魚。それらを、塩、胡椒、酢、ニンニクやハーブなどでシンプルに調理して、病みつきになるBliss Pointに到達させない薄味でいただくのがポイントです。これを21日間続けると、味覚とホルモンバランスがリセットされて、食産業の病みつき呪縛から解放され、自ずと健康食を好む体質になります。

痩せる!しかも体質改善!デトックスワークショップ 第3弾に参加しませんか?

5月13日金曜日9:30-11:30(5月8日の母の日を楽しんでいただくため、日にちを変更しましたー笑)、Dr Chikakoのクリニックにて開催予定。参加費$25。体と脳の仕組みを学び、生態学に基づく食べ過ぎない食べ方などの講義の後、Facebookのクローズドグループで21日間のデトックスダイエットをみんなで支えあって乗り切ります。過去のワークショップに参加された方はFacebookグループに無料で参加いただけます。お問い合わせは Info@DrChikakoHarper.comまで

前回のワークショップ&ブログラムに参加された方のコメントはこちら

千賀子・ハーパー
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診、婦人科検診、栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

電話:503.477.0472 (直通)受付:503.297.3825

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Wednesday, May 31, 2017

アトピー性皮膚炎なんてものは、ない

日本皮膚科学会が強硬にアトピー性皮膚炎のステロイド剤治療を推奨し続けているので、今までず~っと声高には言いませんでしたが、ここ最近になってやっと、広島大学や慶応大学を始め、あちこちで関連する研究発表もされてきているので、この際、言ってしまいます。

アトピー性皮膚炎なんてものは、ありません!

そんな病気は、はじめっからなかったのです。アトピーとはギリシャ語源で「奇妙な」という意味。つまり「奇妙な皮膚の炎症」。なんとおおざっぱな診断名!もっといってしまうと、医者にとってなんと都合の良い診断名でしょう。原因を突きとめもせず、一目してアトピー性皮膚炎の診断を下し、ステロイド剤で症状を抑え込む3分診療に甘んじていたため、何百万人、いや何千万人もの患者が苦しむことになったのです。ご存知の方も多いですが、私もその一人。20代から悪化したアトピー性皮膚炎でステロイド剤が手放せなくなり、30代の頃はボロボロの肌にステロイド剤を塗り込む毎日でした。この頃になれば、患者だってステロイド剤では治らないことに気がつきますよね。他に治療法はないかとドクターショッピングするも、どこの皮膚科に行っても同じ。「生まれつきのアトピー体質だから薬でコントロールするしかない」と、ステロイド剤の処方箋が出されるだけでした。

ステロイド剤は、百害あって一利なし

かゆみ、赤み、腫れ、痛み、膿。これ全部、体の免疫反応なのです。体はバカではありません。理由があるから反応しているのです。不快な症状を発して注意を喚起し、様々な症状を伴いながらだんだんと細胞や組織を治していくのです。ご存知のようにステロイド剤は免疫抑制剤です。細胞の中に浸透し染色体の働きを阻止して、免疫に欠かせない炎症タンパク質の生成を止めてしまいます。せっかくの自己免疫の警告に、不快だ!黙っておれ!まるで悪代官。そして、悪代官の国が必ず滅びるように、ステロイド剤で抑えた体も治るどころか悪化の一途をたどるのです。では、皮膚は何を知らせようとしているのでしょうか?

やっと解明したぞ!アトピーの原因はカビ

35歳の時にステロイドと決別し、血みどろのリバウンドに耐えたものの、完治は待っていませんでした。仕事を辞めて渡米し、貯金全部はたいて自然医科大学で学びながら、あらゆる自然療法を試し、かなりの改善を見たものの、それでも完治には至りませんでした。転機が訪れたのは4年前。やっぱり生まれつきのアトピー体質が原因なのかと途方にくれ、鏡に映る自分の顔の湿疹をまじまじと観察していたある日のこと。あら?待てよ。よーく見ると、疾患のある皮膚が低色素になっているではないですか。ん?これってTinea Versicolor(表皮に発症する真菌感染症癜風)の症状では?考えてみれば、アトピー性皮膚炎の症状って、水虫や癜風などカビ感染の症状と全く同じです。激しいかゆみ、カサカサと皮膚の皮がめくれ、時としてジュクジュクする、そして低色素。なんてこと!20年以上もの間、私の皮膚はカビ感染を知らせようと痒みを発していたのに、「うるさい!黙れ!」とステロイド剤を塗って、皮膚の免疫を抑制し続けたために、体中にカビ感染が蔓延してしまった。。。と言うことだったのです。熱したお酢に皮膚のかゆみのある部分を510分程度浸して見てください。白いぷつぷつが現れたらカビ感染、ほぼ間違いなし。

皮膚疾患は、常在菌のバランスの乱れが原因

腸の常在菌の存在と意義が語られて久しいですが、皮膚にも、皮脂や汗を餌に生息する常在菌が存在します。地球上には無菌の場所などなく、目に見えないだけで皮膚にはカーペットのように様々な微生物が生息しているのです。そして、腸の常在菌と同じように、その中には善玉もいれば悪玉もいて、さらに私たちの体の免疫とも競り合いながら、調和を保って暮らしています。つまり、常在菌のバランスが崩れて、アクネ菌が蔓延ればニキビになり、黄色ブドウ球菌が蔓延ればとびひや膿瘍になり、カビが蔓延ればアトピー性皮膚炎や湿疹になるのです。

Drチカコが独自開発した皮膚の自然療法!

善玉菌が好んで生息する肌環境を整えることこそが健康な肌の秘訣です。

1)石鹸を極力使わない。皮膚は弱酸性。オーガニックや無添加など、いくら上質なものでも、石鹸は皮膚環境をアルカリ性にしてしまいます。ぬるま湯で流すだけで十分。
2)砂糖、お酒、タバコなどを避け、野菜、魚中心の健康食を心がけて、善玉菌が喜ぶ皮脂、汗を作りましょう。
3)適度な運動で、汗をかきましょう。
4)ストレスを溜めないこと。ストレスは自律神経のバランスを崩し、免疫を低下させ、汗の質を変えてしまいます。
5)十分な睡眠。睡眠中に皮膚が蘇生します。睡眠不足は免疫を低下させます。
6)適度の太陽に当たりましょう。UVが皮膚に吸収されビタミンDが生成され、抗炎症と特殊な抗菌メカニズムが働き、肌の健康を促進させます。
7)毎日レモン一個。健康な皮膚組織にはビタミンCが欠かせません。
8)水道の塩素濃度が高い地域に住んでいる方は、シャワーやお風呂の塩素除去をお勧めします。塩素は皮膚タンパク質を壊します。
9)定期的なホットビネガー洗顔、つまり温めたお酢で洗顔します。皮膚の症状に合わせて薄めて洗顔するのも良いでしょう。最初に少々悪化しますが、びっくりしないでね(写真参照)
10)アトピー性皮膚炎や湿疹がある方は、数ヶ月単位の集中お酢治療が必要です。ぜひ一度ご来院ください。

千賀子・ハーパー
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診、婦人科検診、栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

ウェブ:www.DrChikakoHarper.com
電話:503.477.0472 (直通)受付:503.297.3825

Jade River Healing Arts Center
7303 SW Beaverton-Hillsdale Hwy #204
Portland, OR 97225

Sunday, March 19, 2017

スキーは人生の縮図だ!〜自信と勇気が人生を切り開く〜

雪、雪、雪の今年のポートランド。何やら積雪量歴代トップ10入りだとか。市内は大混乱でしたが、おかげでMt. Hoodはいい雪に恵まれました。今年でスキー歴3年の娘。4歳からスキーしているから、さぞ上手かと思うでしょ?ところが全然(涙)。4歳の時は私の足の間にぶら下がっていただけ。5歳でやっとストックで繋がったタンデムスキー。しかし、今年に入っても進歩は見られず、怖がって一向に一人で滑ろうとしないのです。  

今までにスキーに行った回数は20回近く。なぜだ!なぜ娘は未だに滑れないのだ! 

そんな折、自宅保育園をしている友人がスキーに誘ってくれたのですよ。上手に滑っている8歳の娘さんが、実は人生で滑ったのはこれが2回目と聞いて、顔に縦シマ、顔面真っ青。ってことは、娘は運動神経が鈍いのかも。そういえば、夫も運動神経が良いようには見えない(失笑)。よくよく考えれば、娘はスキーに行くのもそれほど楽しそうじゃないし。滑っている時も「あと何回滑ったら休憩していい?」ってやる気のないことを言っていた。。。絵を描くのが得意で、ビーズでネックレスを作ったりするのが好きな娘。これ以上のスキーは親のお仕着せ、私のわがまま。。。もう諦めよう。 

これが最後のスキーかと肩を落とし、娘を脇に抱えて滑っている私を見るに見かねた友人が「ママだと甘えるので預かりますよ。一周してきてください」。泣いて困らせているだろうな〜と一周してくると、なっなっなんと、そこには一人で平行滑りをする我が娘が!魔法を使ったのかと真剣に疑うほど驚きました。娘と二人でしばらく平行滑りをしていると、また友人がやってきて「預かりますよ、一周してきて」。一周してくると、今度は一人でボーゲンしているじゃないですか! 

「スキーは心の問題なのよ」。どうやって教えたの?と尋ねる私に、友人がそう答えたのです。

なるほど、さすが保母さん!自分を信じる自信。娘に足りなかったのは自信だったのですね。20回も行っているんですから、スキースクールにも入っているんですから、技術は十分にあったのです。  

すっかり自信を得た娘。その後のスキーに対する態度が一変しました。怖い怖い〜と言って、転ぶたびに泣いていたのに、スキーが楽しい!という。もっと滑りたい!という。転んでも泣くどころか、笑う!おまけに「ママ、転んでも助けに来ないで」。転んでスキーが外れても、もがきながら立ち上がり、試行錯誤しながらスキーを履く娘。今までに見たことのないたくましい娘を遠目に見て、思わず目頭が熱くなった出来事でした。  

実はこれって、人生の縮図。「大丈夫、自分にはできる!」。そう自分を肯定して自分を信じる勇気さえあれば、人生が楽しくなる!もっと挑戦したくなる!失敗しても、笑ってまた立ち向かえる!自信に裏打ちされた勇気こそが、次の一歩へと背中を押してくれるのです。娘よ、あなたはできる!自分を信じて、これから訪れるであろう様々な人生のチャンスに飛び乗って、たくましく自分の人生を切り開いてゆけ!  (夕焼け新聞2017年3月号掲載記事より)