Sunday, February 8, 2015

カラダの知恵と健康の52週間=Week 5=歯が命!

2015年が皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けする新企画。またまたずれ込んで一週間飛んでしまいましたが、Week 5です。

皆さ〜ん、

W1: 毎日、早寝早起きしていますか?
W2: 砂糖を食べないようにしていますか?食材の隠れ砂糖に注意していますか?
W3: 1日の終わりに気分を浄化していますか?
W4: 体を動かして身体中の血の巡りを実感していますか?

これだけ実行したら、もうすでに充分に健康になられた方もいらっしゃったりするのではないでしょうか?

今週はちょと趣向を変えて、歯の健康のお話をしましょう。歯科医でもない私が、歯の健康?と思われるかもしれませんが、歯はれっきとした体の一部です。消化機能、免疫機能、さらには神経機能であり、体の健康になくてはならない大変重要な役割を担っています。歯は歯医者、目は目医者、皮膚は皮膚科。。。やもすると木ばかり見て森を見ることを忘れてしまいがち。。。それが、専門性と細分化が進んだ現代医学の強みであり、かつ弱点なのかなっと思ったりもするのです。

さて、食べ物を食べる時、消化はどこから始まると思いますか?噛むことからじゃないんですよ。消化はその前から始まっています。食べ物を見て、その匂いを嗅いだ時に、美味しそう〜とヨダレが出て、お腹がキュルキュル〜となった時点から、体は消化の助走を始めています。

食べ物が口に入り、歯で噛み始めると唾液が出ます。唾液の役割は食べ物の分解だけではないのですよ。唾液には抗体やリチゾームなど免疫物質が含まれていて、食べ物に潜んで体内に侵入しようとする外敵をやっつけてくれるのです。さらに口内や食道、消化器官の粘膜を保護し、唾液に含まれるカルシウムが歯のエナメル質を保護して、虫歯の出来はじめを治してくれます。

食べ物を噛むと、脳にも「今、たべてるよ」という信号が送られます。そうすると空腹ホルモンのガーリンが抑制され、満腹ホルモンのCCKが放出されて、食欲がコントロールされます。よく噛むとダイエットにもなるのです。

カリカリ、ムシャムシャ、コリコリなど歯で感じる食感は、歯の根元を支えている歯根膜がセンサーとして働き、微妙な感触を脳に伝えます。噛めなくなると脳も衰えてしまうのです。

朝晩、できれば毎食後、丁寧に歯を磨きましょう。歯磨き粉をつけずに一本一本、宝石を磨くように根元から丁寧に磨きます。歯茎をマッサージして血行を促すのも大切です。歯に付着した炭水化物が口内にいる菌によって発酵されて歯を溶かし虫歯になります。砂糖や精製された炭水化物を極力食べないのも虫歯予防になるのです。一本一本磨いたら、最後にフッ素入りの歯磨き粉で軽くフィニッシュするといいでしょう。フッ素は神経系統に毒なので飲み込まないこと。

噛むことはいいこと尽くめ。噛むと体全体が健康になります。さあ、歯を磨き、歯茎をマッサージして健康な歯を保ち、どんどん噛みましょう!

<ワークショップのご案内> いよいよ今週末に迫りました!
2月15日(日)「お母さんの手当箱①〜ハーブとアロマ編」
「子供が熱!咳!下痢!」こんな時こそ、知っておくと安心な体に優しい自然療法を学びます。いろいろなハーブやアロマを実際にテイスティングしながらの楽しいワークショップ。お友達をお誘いの上、ぜひご参加下さい。

料金:くじら文庫会員$20、非会員$25
⭐︎お問い合わせは、くじら文庫さんまで。メール:kujirabunko@gmail.com
ウェブサイト:http://kujirabunkopdx.blogspot.com

千賀子・ハーパー(西脇)
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で自己治癒を促進し、心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診や栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

ph: 503.477.0472 (直通)
Email: info@drchikakoharper.com

クリニック:7303 SW Beaverton-Hillsdale Hwy #204, Portland OR 97225


タグ:自然療法、自然医学、ナチュロパシー、子育て、ライフスタイル、栄養、ハーブ、アロマ、ワークショップ、セミナー

No comments:

Post a Comment