Sunday, January 25, 2015

カラダの知恵と健康の52週間=Week 4=動かないと血は腐る!?

2015年が皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けする新企画。

「早寝・早起き」、「砂糖断ち」、「気分の浄化」に続くWeek 4のメッセージは、「動いて、血行を促そう」。血行が悪いとか、血行を良くするとか。。。よく耳にする言葉ですよね。でも、逆によく耳にしすぎて、その意味をよ〜く考えたことがなかったりましせんか?あるいは、普通に暮らしてるんだから血行が悪いわけないとタカをくくっていたり。。。

そこで、今一度、「血行とはなんぞや」について語ってみたいと思います。知れば知るほど、目からウロコですよ、ホント。

①血行は、田んぼの用水システムと同じです。

まさに体の用水システム。めぐっていないと、田んぼの水はどぶのように濁り、虫が湧き、土は汚れ、稲はたちまち病気になり枯れてしまいます。同じことが体内で起こっているのです。血は汚れ、ウイルスや菌などに感染しやすくなり、体のあちこちの細胞を荒らし、炎症を起こし、やがて内臓の組織が壊れていきます。

②動かないと流れない!

ドックンドックンと脈を打っているのは動脈です。ところが、静脈はドックンドックンしていないのにお気づきでしょうか?皮膚の薄い部分に青く透けて見える血管が静脈です。そっと指を当ててみてください。ドックンドックンしていないのがわかります。血はまず心臓の強力なポンプ力で大動脈に押し流されます。動脈壁には筋肉があるので、心臓から流れてきた血をドックンドックンとポンプしながら、さらに体中に張り巡らされた動脈に押し流していきます。体のあちこちの細胞に酸素や栄養を分配し終えると、血は静脈を通って心臓に戻ってきます。ところが、静脈壁には筋肉がほとんどなく、動脈のようにドックンドックンと心臓へ血を押し流す機能がありません。ではどうやって血は心臓へ戻ってくるのでしょう?静脈には弁があり、周りの筋肉が動くのを利用して、にじり登ってくるのです。筋肉が動くと血が動き、弁が閉まって後戻りを防ぐ。つまり。。。動かないと静脈の血は流れない!しかも、この方法で10万キロ、地球の周囲2周半もの距離を移動しています。なぜこんなシステムになっているのか?人間の体は非常に効率良くできていて、無駄なエネルギーを消耗しないようになっています。太古の昔、森に生息していた私たち人間は常に動いていました。動くのが必須だったため、静脈にポンプ効果は必要なかったのでしょう。車で移動して、オフィスビルのデスクに座りっぱなしでキーボード操作する生活になったからといって、体はすぐに進化できません。

③動かないとリンパも流れない。
リンパ液も身体中に張り巡らされたリンパ管を流れています。リンパ液は様々な白血球で構成されており、体を感染や炎症、病気から守る免疫システムとして機能しています。リンパ液はまた、細胞が新陳代謝で排出する老廃物を排斥する重要な機能も担っています。ンパ管壁にも筋肉はほとんどなく、静脈同様、周りの筋肉の動きと弁を利用してリンパ液を運搬しているのです。

血行がいかに大切で、生命の要であるか、実感していただけたでしょうか?私たちの体は60兆個もの細胞でできているといわれています。その60兆個の細胞に、赤血球が酸素を運び、血管を流れる栄養素が栄養を与え、白血球が体内の治安を保っています。血行のメカニズムを理解すると、なぜ静脈瘤ができるのか、運動がなぜ高血圧、糖尿病、頭痛、リュウマチなど様々な疾患を癒すことができるのか、ご理解頂けるかと思います。さあ、動きましょう!森に生息しているイメージを思い浮かべ、歩いて動いて血行を促しましょう。


<ワークショップのご案内>
2月15日(日)「お母さんの手当箱① 〜ハーブとアロマ編」

「子供が熱!咳!下痢!」こんな時にこそ、知っておくと安心な体に優しい自然療法を学びます。色々なハーブやアロマを実際にテイスティングしながら学ぶ楽しいワークショップ。お友達をお誘いの上、ぜひご参加ください。

料金:くじら文庫会員$20、非会員$25
☆お問い合わせは、くじら文庫さんまで。メール:kujirabunko@gmail.com
ウェブサイト:http://kujirabunkopdx.blogspot.com


千賀子・ハーパー(西脇)
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で自己治癒を促進し、心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診や栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、執筆の依頼も承っております。

ph: 503.477.0472 (直通)
Email: info@drchikakoharper.com

クリニック:7303 SW Beaverton-Hillsdale Hwy #204, Portland OR 97225


タグ:自然療法、自然医学、ナチュロパシー、子育て、ライフスタイル、栄養、ハーブ、アロマ、ワークショップ、セミナー





Friday, January 23, 2015

一年の健康は元旦にあり

(夕焼け新聞2015年1月号・掲載記事)


2015年! 皆さんは、どんな抱負を胸に新年をスタートされましたか?「一年の計は元旦にあり」といいます。もの事を始めるにあたって、最初にきちんとした計画を立てるのが大切だということわざですが、健康も同じです。

さて、健康管理と聞くと、皆さんはどんなことを頭に思い浮かべますか?人間ドックを受ける!スポーツジムに通う!マラソンを目指す!○○ダイエットを始める!毎日サプリメントを飲む!など。。。そんなに力まなくても、健康管理って実は「当たり前のこと」を「継続する」ことなんですね。「継続」というポイントがとても大事なので、どんなに体によいことでも続けられなければ、あまり意味がないのです。そう考えて行くと、自分の生活や性格をよく理解して、継続できそうな現実的な習慣作りを計画することが大切です。

では、体の健康を促進・維持してくれる「当たり前のこと」とはどんなことかというと、基本中の基本すぎて、ついつい忘れてしまいがちなこと。考えてもみてください。私たち人間は、この地球で太陽の恵みを受けて進化してきたのです。チンパンジーと分岐して人類として進化し始めたのが700万年前。さらに霊長類を遡れば、8500万年もの時間をかけて進化を遂げたわけです。ダーウインの進化論でいえば、地球環境に最も適した選ばれた種族であり、フードチェインの最高峰に君臨する最強の生物なのです。何か特殊な事をしなくても、先端医療に依存しなくても、この地球環境でサバイバルするための知恵がDNAに組み込まれています。

ところが、地球環境に最も適した最強の種族であるはずの私たち人間の多くが病気や未病に見舞われています。科学の発展は日進月歩ですが、人体の構造はそんなに急速に発展するものではありません。産業革命やIT革命で人間関係が希薄になり、営利主義の行き過ぎで食の質が犠牲となり、生産性を追求するあまり時間に追われる現代社会。たった過去250年ほどの間に人間の生活環境がめまぐるしく変化して適応が追いつかない。。。このギャップが健康を蝕んでいるのではと思えてなりません。

DNAに組み込まれた知恵を呼び覚ます「簡単!健康の自己管理法」

機会あるごとにいつも話をしているので、耳タコの人も多いかと思いますが(笑)、基本中の基本なので、本当に忘れがちな健康維持の生活習慣をBe Smartとして纏めてみました。私自身も忘れがちなので、時々思い出しては自分の生活を戒めています。

B: Breathing。いい空気を吸っていますか?人間は酸素無しには生きていけません。起床時と就寝時に大きく深呼吸を3〜5回ずつしてみましょう。

E: Eat well。十分な栄養無しでは体は正しく機能しません。ビタミンやミネラル、タンパク質、脂質、炭水化物などがバランスよく蓄えられていなければなりません。営利主義の食産業の影響で、健康に気をつけていても砂糖と塩分が取り過ぎになりがちな今日です。食事は質にこだわり、可能な限り素に近い形で、薄味で調理するのがポイントです。

S: Sun。太陽とともに進化してきた私たちですから、日光は不可欠です。直射日光に当たる必要はありませんが、可能な限り外にでて自然光に触れるようにしましょう。
Spirituality。心と体はつながっています。心のバランスが崩れるとやがて体全体の健康が崩れていきます。ストレスを溜めていませんか?笑っていますか?安堵していますか?一日最低20分、心が幸せになることをしましょう。

M: Movement。動かないと血もリンパも体内を巡りません。巡らないと体は酸欠に陥り、新陳代謝がわるくなり、毒素が溜まり、白血球の警備もおろそかになって病気や感染を引き起こします。激しい運動をする必要はありません。一日最低30分、うっすら汗をかく程度に体を動かしましょう。

A: Aqua。人間の体の75%は水で出来ています。水を十分に補給しないと、血やリンパ液が濃くなって体が炎症を起しやすくなります。一日最低1リットルの水分補給を心がけましょう。
R: Rest。就寝中の夜中10時から2時の間に成長ホルモンが活発に作られ、疲弊した細胞や組織を修復してくれます。この時間帯に深い睡眠に入っている必要があります。文明の力にあやからず、太陽の自然光のリズムに合わせて生活するのが最適なのです。

T: Trust。地球環境に適合したサバイバルツールがDNAに組み込まれています。自分の体を信じて自己治癒力を使いましょう。人間の体は無駄なエネルギーを使わないように上手く出来ています。Use it or lose itということわざ通り、せっかくの自己治癒力も使わないと失われてしまうのです。

いかがでしょうか?あまりにも当たり前のことばかりですが、そういえば忘れていた。。。なんていう項目がありませんでしたか?Be Smartを一年実行してみると、心身ともに健康な自分を実感されると思います。

<お知らせ>
☆Drチカコがお届けする「カラダの知恵と健康の52週間」
ブログにご登録頂くと、健康管理のヒントとレマインダーをEメールにて毎週お届けいたします。

☆ワークショップ
2月15日(日)「お母さんの手当箱①〜ハーブとアロマ編」
詳細はくじら文庫さんまで。Eメール:kujirabunko@gmail.com 
ウェブ:http://kujirabunkopdx.blogspot.com

千賀子・ハーパー(西脇)
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で自己治癒を促進し、心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診、婦人科検診、栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップ、健康に関する執筆の依頼も承っております。

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Thursday, January 22, 2015

カラダの知恵と健康の52週間=Week 3=いやな気分はその日のうちに浄化しよう。

2015年が皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けする新企画。

「早寝・早起き」、「砂糖断ち」に続くWeek 3のメッセージは、「心の浄化」。心=気分という意味ももちろんありますが、もっと深い意味での心=Soul=魂。あまり、こっちの方に行くとNew Age系の人かと敬遠されると困るのですが(もちろん、精神世界を否定するわけではありません!エビデンス+α を哲学にしていますのでクリニックでの診療を通して、大きな心労や精神的な無理が病気の発症時期に重なっていることが本当に多いと実感するのです。私自身が病気になったころを思い返しても、やはり、ストレスが自分のキャパを超えていたように思います。

私たちの肉体は何層にもなっていて、重要な臓器ほどダメージを受けないように体の内部の奥に保管されています。事故でない限り、いきなり重要な臓器が壊れることはなく、それまでに健康の不具合を知らせる様々な症状が表面に出てきます。心と精神、魂も同じで、気分=精神=魂という層になっているように思うのです。不快なできことや心配事で気分が悪いのを解消せずに引きずっていると、やがて精神が病んでいきます。病んだ精神を放っておくと、さらに魂もが病んでくるのではないか。心と体は繋がっているので、精神のバランスが崩れ始めると肉体のあちこちに不具合が出始めるのです。

そうならないために、毎日の気分の浄化が大切に思います。部屋の掃除と同じですよね。毎日やれば簡単なのに、放っておくと大掃除しなければなりません。仕事や子育て、家事、雑用に追われる時間をちょっとだけ止めて、1日最低20分、心の底から笑ったり、幸せや安らぎを感じて、心=魂を浄化しましょう。心に響く音楽を聴くのもよし、子供やペット(いっしょにしちゃダメかな?)と戯れるもよし、ラベンダーのエッセンシャルオイルを落として入浴するもよし。詩を詠むもよし。走って気分爽快になるのもよし。。。自分が心から幸せを感じる20分を見つけてください。

どうしても「幸せな20分」が見つけられない。。。という人は、過去に向き合わずに蓋をしてしまった何かが潜んでいるのかもしれません。人間はエネルギーで生きている動物です。怒り、悲しみ、憎しみなどネガティブな感情=エネルギーを心にしまい込んでいると、それ自体が病気の原因になります。カウンセリングなどを受けて、しまい込んで忘れてしまっている心のしこりを探し出し、向き合って解消することをお勧めします。

<ワークショップのご案内>
2月15日(日)「お母さんの手当箱① 〜ハーブとアロマ編」

「子供が熱!咳!下痢!」こんな時にこそ、知っておくと安心な体に優しい自然療法を学びます。色々なハーブやアロマを実際にテイスティングしながら学ぶ楽しいワークショップ。お友達をお誘いの上、ぜひご参加ください。

料金:くじら文庫会員$20、非会員$25

☆お問い合わせは、くじら文庫さんまで。メール:kujirabunko@gmail.com
ウェブサイト:http://kujirabunkopdx.blogspot.com


千賀子・ハーパー(西脇)
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で自己治癒を促進し、心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診や栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

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タグ:自然療法、自然医学、ナチュロパシー、子育て、ライフスタイル、栄養、ハーブ、アロマ、ワークショップ、セミナー

Thursday, January 15, 2015

カラダの知恵と健康の52週間=Week 2=砂糖を断つ!

http://blog.simpleposture.com/wp-content/uploads/2014/08/high-fructose-corn-syrup.jpg
2015年が皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けする新企画。メールアドレスをご登録頂くと自動的にメッセージが届きます。

のはずが、大変です〜。あっという間に時間が経ち、週一でお送りするはずの健康メッセージが早くもずれ込んでしまいました。

皆様、先週の健康メッセージ「早寝、早起き」は実行できていますでしょうか?私は10時までに就寝を達成したのは。。。3割くらい(苦笑)。しかも今すでに11pm一歩手前。気を引き締めて頑張ります!

さて、今週の健康メッセージは、砂糖を断つ!

すでにお気付きの方も多いかと思いますが、今や加工食品のほとんどに砂糖が入っています。砂糖(sugar)であれば、まだ良い方で、高昇の一途をたどる砂糖のコスト削減のために、化学的に作られた糖質が巷に溢れています。

健康への弊害が疑われるアスパテームなどカロリーゼロの人工甘味料(は論外!)の話ではありませんよ。安価な砂糖の代用品の話です。最悪なのは、トウモロコシ(もちろん遺伝子組み換え)から抽出した果糖とブドウ糖を混合して作られたHigh Fructose Corn Syrup(高果糖コーンシロップ)。

果糖と聞くと「果物の糖分=自然=健康的」と連想しがちですが、果糖は実はブドウ糖よりタチが悪いのです。体は非常に上手くできていて、血中の糖の濃度が高くなりすぎないように、糖の分解の過程で何度も脳に信号を送り、糖分の取りすぎにブレーキをかけます。頭いいでしょう〜。ところが、果糖はブドウ糖よりもずっとチェックポイントが少ない。つまり、スルーして容易に吸収され肥満へとまっしぐらになるわけです。果糖が自然で健康的なのは、果物そのものを加工せずに食べた場合のみ。自分で作る健康ジュースだって果物ばかりで作ると危険なのです。

こうした事実が知れ渡ると、HFCSなどと略してみたり、Corn Syrupと記載したり、食品業界もウソではないギリギリのところで消費者を欺くことに余念がありません。こんなことじゃなくて、企業努力をもっとベターな方向に使っていただきたいものです。

ならば、Agave(良くないです!)がいいですか?蜂蜜ならいいですか?と聞かれますが、ポイントは糖分を食べ過ぎないこと。血中の糖濃度が高いということは体にとって大変危険なことで、糖尿病はもちろんのこと、アルツハイマーや癌との関連性も指摘されています。今や、ケチャップ、たれ、ドレッシング、パンにも砂糖あるいは人口砂糖が含まれています。マスタードなど辛いものにだって砂糖が入っているのです。何もケーキやクッキーなど甘いものを食べていなくたって、誰しもが糖分の取りすぎに陥っているわけです。

ご自身のHA1c(過去3ヶ月の血糖値の平均値)をご存じですか?知らない方は、すぐに血液検査をして自分の数値を知りましょう。5.5以上ならアウトです。

なぜ加工食品の何もかもに砂糖が入っているのか。砂糖を入れると消費者が病みつきになり商品に売れるから。文字通り、食品業界の甘い罠なのです。もっと知りたい方は、下記の本がオススメです。


マイケル・モス『フ-ドトラップ-食品に仕掛けられた至福の罠』(原書) Salt Sugar Fat : How the Food Giants Hooked Us (Reprint)












<ワークショップのご案内>
2月15日(日)「お母さんの手当箱〜ハーブとアロマ編(仮タイトル)
お問い合わせは、くじら文庫さんまで。メール:kujirabunko@gmail.com
ウェブサイト:http://kujirabunkopdx.blogspot.com

タグ:食品の裏側、糖尿病、ダイエット、化学調味料、遺伝子組み換え、自然医療、ナチュロパシー、生活習慣病

Thursday, January 1, 2015

カラダの知恵と健康の52週間 =Week One= 早寝、早起きで、自律神経を整えよう。

明けましておめでとうございます。2015年の幕開けです。皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けします。


さて、Week Oneは、早寝、早起き。今年こそ実行したい!(私)一年の計は元旦にあり、一日の計も朝にあり!太陽とともに進化した人間は、日の出と日の入りのリズムに合わせてメラトニンやコルチゾールなどのホルモンが分泌され、体の根幹機能を司る自律神経のバランスを整えています。人間関係や仕事などで生活はますますストレス過多となり、ただでさえ副腎が疲弊し、誰しも自律神経が乱れている昨今。正しい睡眠で副腎を安めて自律神経を整えましょう。

また、細胞や組織の修復にかかせない成長ホルモンは夜中10pm〜2amに活発に分泌されます。この時間帯に深い睡眠に入っているようにしましょう。


夜に考えても仕方のない心配事は、思い切ってスイッチオフ。ぐっすり快眠して早起きし、起床した時点から考えるようにしたほうが、よっぽど生産的ですよね。


10時に就寝を目標にしたら、やってはいけないこと。「あと○○分で10時だ〜」と大慌てでメール返信を始めたり、明日の準備や片付け事をしたり。これだと副腎が稼働して、元気の出るコルチゾールやアドレナリンが放出されてしまい、逆に目がランランになってしまいます。10時にぐっすり眠りにつくためには、9時頃から就寝に備えなければなりません。


早起きは三文の得、アメリカではEarly bird gets the worm。2015年こそ、早寝早起きで健康な心身を整えましょう。


<ワークショップのご案内>
2月15日(日)「お母さんの手当箱① 〜ハーブとアロマ編」

「子供が熱!咳!下痢!」こんな時にこそ、知っておくと安心な体に優しい自然療法を学びます。色々なハーブやアロマを実際にテイスティングしながら学ぶ楽しいワークショップ。お友達をお誘いの上、ぜひご参加ください。

料金:くじら文庫会員$20、非会員$25

☆お問い合わせは、くじら文庫さんまで。メール:kujirabunko@gmail.com
ウェブサイト:http://kujirabunkopdx.blogspot.com



千賀子・ハーパー(西脇)
自然医学(ナチュロパシー)を専門とするオレゴン州認定のファミリードクター。副作用をともなう製薬を極力さけ、身体にやさしい自然療法で自己治癒を促進し、心身ともに真の健康をめざす統合医療に取り組んでいます。糖尿病、心臓血管病、婦人病、神経痛、アトピー性皮膚炎、アレルギー、自律神経失調、ホルモンバランスなど、また定期検診や栄養指導など、日本語でお気軽にご相談ください。各種健康保険の適応あり。

☆講演やワークショップの依頼も承っております。

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Email: info@drchikakoharper.com

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