Thursday, January 15, 2015

カラダの知恵と健康の52週間=Week 2=砂糖を断つ!

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2015年が皆様にとって有意義な一年になりますように、健康管理に役立つ52のメッセージを自戒もこめて(笑)毎週お届けする新企画。メールアドレスをご登録頂くと自動的にメッセージが届きます。

のはずが、大変です〜。あっという間に時間が経ち、週一でお送りするはずの健康メッセージが早くもずれ込んでしまいました。

皆様、先週の健康メッセージ「早寝、早起き」は実行できていますでしょうか?私は10時までに就寝を達成したのは。。。3割くらい(苦笑)。しかも今すでに11pm一歩手前。気を引き締めて頑張ります!

さて、今週の健康メッセージは、砂糖を断つ!

すでにお気付きの方も多いかと思いますが、今や加工食品のほとんどに砂糖が入っています。砂糖(sugar)であれば、まだ良い方で、高昇の一途をたどる砂糖のコスト削減のために、化学的に作られた糖質が巷に溢れています。

健康への弊害が疑われるアスパテームなどカロリーゼロの人工甘味料(は論外!)の話ではありませんよ。安価な砂糖の代用品の話です。最悪なのは、トウモロコシ(もちろん遺伝子組み換え)から抽出した果糖とブドウ糖を混合して作られたHigh Fructose Corn Syrup(高果糖コーンシロップ)。

果糖と聞くと「果物の糖分=自然=健康的」と連想しがちですが、果糖は実はブドウ糖よりタチが悪いのです。体は非常に上手くできていて、血中の糖の濃度が高くなりすぎないように、糖の分解の過程で何度も脳に信号を送り、糖分の取りすぎにブレーキをかけます。頭いいでしょう〜。ところが、果糖はブドウ糖よりもずっとチェックポイントが少ない。つまり、スルーして容易に吸収され肥満へとまっしぐらになるわけです。果糖が自然で健康的なのは、果物そのものを加工せずに食べた場合のみ。自分で作る健康ジュースだって果物ばかりで作ると危険なのです。

こうした事実が知れ渡ると、HFCSなどと略してみたり、Corn Syrupと記載したり、食品業界もウソではないギリギリのところで消費者を欺くことに余念がありません。こんなことじゃなくて、企業努力をもっとベターな方向に使っていただきたいものです。

ならば、Agave(良くないです!)がいいですか?蜂蜜ならいいですか?と聞かれますが、ポイントは糖分を食べ過ぎないこと。血中の糖濃度が高いということは体にとって大変危険なことで、糖尿病はもちろんのこと、アルツハイマーや癌との関連性も指摘されています。今や、ケチャップ、たれ、ドレッシング、パンにも砂糖あるいは人口砂糖が含まれています。マスタードなど辛いものにだって砂糖が入っているのです。何もケーキやクッキーなど甘いものを食べていなくたって、誰しもが糖分の取りすぎに陥っているわけです。

ご自身のHA1c(過去3ヶ月の血糖値の平均値)をご存じですか?知らない方は、すぐに血液検査をして自分の数値を知りましょう。5.5以上ならアウトです。

なぜ加工食品の何もかもに砂糖が入っているのか。砂糖を入れると消費者が病みつきになり商品に売れるから。文字通り、食品業界の甘い罠なのです。もっと知りたい方は、下記の本がオススメです。


マイケル・モス『フ-ドトラップ-食品に仕掛けられた至福の罠』(原書) Salt Sugar Fat : How the Food Giants Hooked Us (Reprint)












<ワークショップのご案内>
2月15日(日)「お母さんの手当箱〜ハーブとアロマ編(仮タイトル)
お問い合わせは、くじら文庫さんまで。メール:kujirabunko@gmail.com
ウェブサイト:http://kujirabunkopdx.blogspot.com

タグ:食品の裏側、糖尿病、ダイエット、化学調味料、遺伝子組み換え、自然医療、ナチュロパシー、生活習慣病

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